イギリス ケンブリッジで生活してみた!の記録🇬🇧

夫の海外留学に伴い、2023年7月末よりイギリスケンブリッジに越してきました。日々のあれこれを記録します。

乱文を書く。

日本を出て1ヶ月が経った。会社員から学生に変貌を遂げたパートナー氏は激務から解放され、勉学に忙しそうではあるが、楽しそうである。

私もパートナーの妻ということで周りの人も親切にしてくれる。衣食住も困らず、英語の勉強をする時間もふんだんにある。今日は気がついたら金曜日だ。曜日を忘れて生きるなんていつぶりだろう。一度、「◯◯←パートナー氏 に比べてあなたのキャリアなんてキャリアじゃない」と言われたことがあるが、(いま考えてもやばい)日本では私も一応正社員で働いていたので、曜日を忘れるなんてまあなかった。そんな生活に驚く。

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日本の友人は時々LINEをくれたりする。毎日孤独だから、図書館で勉強してると、良いことも悪いことも含めて、ふっと思い出す。悪いことは早く忘れたいけど(まあ実際思い出したくないことほど頭にこびりついて離れない)ちょっとしたおもしろかったこととか、あのひとは元気かなとか思い出せるような出来事や人間?友達が思ったよりあることに気がついた。

いつも手元に引き寄せていなくも、ずっと顔を合わせていなくても、でもふっと思い出せるような小さくて大切なものがあれば、それが本当にあるのかないのかは置いておいて、今後も何となく大丈夫な気がする。でもそれは表立ってめっちゃ大切なものじゃなくて、知らん間に忘れてたり、あれどこやったけなって思うぐらいのものだと思う。この人が親友!!!この人が恋人!!!私たちは家族!!!じゃなくて、年に何回かふっと思い出す面白いこととか、あの人アホやなって思い出す、まあまあな距離のある友達とか、小さくてもそういう存在に助けられる瞬間は必ずあると思う。

小学校に入る前から使ってた枕を引越しの時に間違えて捨ててしまったというか買い取り王子に出してしまった。別にただの布だけど本当になくなると悲しい。返して欲しくて買い取り王子に連絡したけど遅かった。買い取り王子のカスタマーセンターに問い合わせた時に、いい印象を与えようと思って、暑い日が続いていますが、お身体壊さないでくださいとか、御社のサービスは素晴らしいみたいなことをつらつらと書いたがダメだった。ダメだったけど、弊社スタッフに温かいお言葉をかけてくださりありがとうございます、と問い合わせ回答とは別で連絡がきた。いや、枕を返して欲しかった。今ごろ私の枕はどこにいるんだろう。ああ悲しい。あんなに私の人生に寄り添ってくれたのに、最後に邪険に扱って本当にごめんなさい。表立って好きだって思ったことはなかったかもしれないし、ここ数年は違う枕を使ってた。でも本当はあなたのことが好きだったし、私たちはもっと一緒にいれると思ってた。いう場所がなかったからここで言う。

(もちろんパートナーのことは好きだが)あれよあれよと結婚し、彼に自分の全てをわかってほしい、私の味方でいてほしい、全力で私の立場に立ってほしい、とか考えてたけど、まあ他人やから。普通に無理やな。お互いがお互いの思いに100%寄り添えるかと言われたら難しいし、結婚式でやめるときも健やかなるときもとか言われて、何となく誓ってしまったけど、逆に物理的にも近しい人と合体して2人で一緒に健やかになって2人一緒に病んでたら、人生辛くないか?それやったら、2人で暮らしていても朝起きれない人は数日だったら置いて行った方がいいし、2人で永遠に辛さについて話し合うよりも、辛い時は(話したくないなら)行ける人は飲みに行って、行かない人は家で料理したりしたらいいと思う。それでありがとうって思っとく方がいいと思う。あ、てかもしかしたら、病めるときも健やかなときもって、合体するんじゃなくて、まあ色々あるが生活を共に続けていこうぜってことか。

イギリスのケンブリッジ来て、うんびゃく年です!っていう歴史的建造物の中に住んでいるんだけど(今住んでいる家は実に築740年)そうすると、建物が偉すぎて、その中にいる私は建物に沈み込んでいる感覚がある。日本のもっと普通の?というかちょっと汚めの中野にいた時の方が私は街の中で人間として立っていたと思う。別に中野より私が偉いって意味じゃないんだけど。でもイギリスは今生きている人が主役じゃなくて、ちょっとしか生きない人間が、歴史のある街にちょっとの間だけ、おじゃましますー、って立たせてもらってる感じがする。

周りが世界トップクラスの大学院生しかいなくて、私の英語はダメダメで、その中にいると口数が少なくなるのと、でもその口数の少なさは英語ができないだからなのか、そもそも話すことがないからなのかわからなくなってくる。普通に孤独だし、ケンブリッジ大学生の学生ってわかりやく優秀で攻撃力が高い。その人たちの前にいる私は、とっとこハム太郎か。彼らのここまでに至る努力も学業も本当にすごい、しかも出会った人々は性格も良いし、表立って何の価値もない私にも優しい。1日に何回もああ私なんて。と思う。年齢は数字というけれど30歳をすぎてこんなんなんて本当にかっこわるいなと思う。勝手に卑屈になっていても、まあ、誰にもそんなことは頼まれていない。やめよやめよほんまにやめよ。私は私を信じる力は強いと、その部分においては、自分のことを見捨てないから、多分あとちょっとしたら、私はここで楽しくやっていると思う。まずはご飯時に自分から話しかけよ。レベルが低すぎて自分のことがいやになるが、そこについて深く考えるのはやめよ。